
一人っ子育児、こんなに疲れるの私だけ?
疲れを減らす具体的な対処法が知りたい!
一人っ子育児に疲れて本記事にたどり着いたあなたは、きっと今、心も体もギリギリなのかもしれません。
本記事は、一人っ子を育てる自身も一人っ子育ちの、子育て心理アドバイザーうさみが書きました。
結論から言うと、一人っ子育児に疲れているママはとても多いです。
常に子どもと一対一の関係になりがちなので、どうしても疲労が溜まっていきます。
子どもの要求に全て応えない、親がいない時間を作る、自分時間を確保するといった対処法を活用するのがよいでしょう。
・一人子育児に疲れているのはあなただけじゃない
・一人っ子育児が疲れやすい3つの理由
・一人っ子育児を少し楽にするためにできる3つのこと
一人っ子育児ってこんなに疲れるの私だけ?
「我が子はかわいいはずなのに、どうしてこんなにしんどいんだろう…」と自分を責めていませんか?
まず伝えたいのは、それはあなただけではないということ。
ここでは、多くの一人っ子ママが感じやすい疲れをひとつずつ見ていきます。
常に話しかけられる・頼られる…休憩ゼロの毎日
一人っ子育児では、常に子どもに話しかけられたり頼られたりと、休む暇がありません。
なぜそうなるかというと、子どもの意識がほぼ常に親に向いているからです。
きょうだいがいる場合は、子ども同士で会話をしたり遊んだりすることが多いですよね。
一人っ子の場合は会話や遊びの欲求が、全て親へ向かいます。

ママ見て!!これなに?一緒にあそぼ~!!!!

うん、ちょっと待ってね!どうしたの?
一日中このような状態だと、体も脳も休まりません。
発達心理学でも、「人の集中力にはかぎりがある」と考えられています(バドリーのワーキングメモリ理論)。
何度も注意を切り替え続けると、頭はずっとフル回転の状態。

小さな対応が続くだけでも、気づかないうちにぐったりしてしまうのにゃ。
親が相手になる時間が長い
きょうだいがいないので、親が子どもの相手になる時間が長くなることが、疲労感を強めてしまいます。
子どもと濃密に向き合えるのはメリットが大きいのですが、同時にママに負担が一点集中してしまいます。
例えば、学校や園からの帰宅後。
家事をしながら常に「ママ!ママ」と呼ばれる状態は、常時待機モードと同じ。
これが積み重なると、どんどん心がすり減っていきます。
我が家では子どもが帰宅してから、夕方の家事をこなしたいのに、息子が「見て!!かまって!!」状態に。
宿題をみるだけでも疲れるのに、遊んで!みて!!こぼした!壊れた!と、次々とでてくる声掛けで頭がパンクしそうになります…。
一人っ子ママが距離を取りたくなる瞬間はある!
距離を取りたいと思うのは、愛情が不足しているのではなく自己防衛の本能です。
人はどんなに大切な存在でも心理的スペースが必要だから。
家族心理学でも、「適度な境界線(バウンダリー)」が重要だとされています(Murray Bowenの家族システム理論)。
くっつきすぎず、離れすぎない。
ちょうどいい距離がある方が、お互いに安心して過ごせます。
このように思うのは健全なことです。

私、冷たいんだと思ってた。

どれだけ子どもが大切でも、人間は体力や気力を消耗します。
性格の問題ではなく生理的な現象なので、あなたが冷たいというわけではないんですよ。
一人っ子育児が疲れやすい3つの理由
一人っ子育児が疲れやすい理由は次の3つです。
①物理的にも心理的にも距離が近くなりやすいから
②期待と愛情をひとりに集中させてしまうから
③「常に見られている感覚」がキツいから
それぞれ解説していきます。
①物理的にも心理的にも距離が近くなりやすいから
一人っ子育児が疲れやすい理由ひとつめは、物理的にも心理的にも距離が近くなりやすいから。
一人っ子家庭では、どうしても家の中での人間関係が「親⇄子」の二者関係になってしまいます。

きょうだいがいれば三角関係になるんにゃけどね。
二者関係だと、感情のやりとりが濃くなるのは当たり前のことなんです。
わかりやすい例として、子どもの機嫌や不安がダイレクトに親へ向かってきます。
つまり、お互いの感情に巻き込まれやすい状態。
これが、気づかないうちに疲労を積み重ねていきます。
私が思春期の頃、イライラする感情をすべて母に向けていました。
今思うと、感情の吐き出しどころが親しかなかったのかも…。
現在小3の息子も私に八つ当たりしてくることがとっても増えています!
②期待と愛情をひとりに集中させてしまうから
一人っ子育児が疲れやすい理由ふたつめは、期待と愛情をひとりに集中させてしまうから。
子どもが一人だと「この子にできるだけ色々なことをしてあげたい!」という思いが強くなりやすいですよね。

時間もお金も愛情も、すべて一点集中できるからにゃ!
習い事、勉強、旅行、おもちゃ…きょうだいがいればある程度分散されることが、全て一人に向かいます。
その結果、親自身も無意識に常に気を張り詰めている状態になっていることが多いのです。
愛情深い証拠なのですが、気づかぬ間に親の体と心が疲弊しているのではないでしょうか…。
男の子ふたり兄弟を育てるママが、下の子が宿題をなかなかやらないことに対して、「やらなければやらないで仕方ないね~」とおおらかに言っていたのに驚いたことがあります。
宿題や次の日の準備まで、しっかりやらせないと気が済まない私は、やっぱり過保護なの?と悩んだ経験ありです。
永遠のテーマであろう、一人っ子の過保護問題については下記記事を参考にしてくださいね。
③「常に見られている感覚」がキツいから
一人っ子育児が疲れやすい理由3つめは、常に見られている感覚がキツいから
自分の子どもとはいえ、常に観察されている感覚は、想像以上にストレスになります。
人は無意識でも他者の視線を感じると緊張状態になることがわかっています。
「ママ何してるの?」
「なんでスマホ見てるの?」
この日常的な会話や質問も、塵も積もれば…ストレスになってしまうのです。
たった一人、子どもの視線でも、常に向けられていると気が抜けない。
その積み重ねが、疲れを生みだしてしまうのです…。
一人っ子育児を少し楽にするためにできる3つのこと

さいごに、一人っ子育児を少し楽にするためにできる3つのことについて解説していきます。
①全部応えなくてもいいと決める
子どもの「ママ!ママ!」に、全て応える必要はありません。
理由は、言わずもがな、常に子どもに応えていると疲れ果ててしまうからです。
子どもに声をかけられたら、下記のように一度区切ってOK。

育児書で、子どもに呼ばれたらいったん家事の手を止めて話を聞くのがいいって読んだけど…。

もちろんそれが理想ですが、ママのメンタルを保つことが最優先!
呼びかけに応えられるときは応えて、難しい時は無理をしないでいいんですよ。
最初は少し罪悪感があるかもしれませんが、子どもは意外と順応できます。
即反応しないことは、冷たいわけではなく、うまく親子づきあいをしていく上で必要な関わり方です。
②親がいなくても楽しめる時間を意識的につくる
親がいない時間を作ることは、子どもにとってもママにとってもメリットがあります。
自分で遊びを生み出す経験は、自立心につながります。

発達心理学では「自己主導的遊び」が創造性や問題解決能力を高めるとされているにゃん!
下記のように工夫してひとりの時間を作ってみてくださいね。
・15分だけ別室で過ごす
・タイマーを使ってひとり遊びタイムをつくる
「ママがいないとダメ」ではなく、「いなくても大丈夫」を少しずつ積み重ねていきましょう。
我が子も最初は私にべったりだったのですが、
「ママは本読むからね~」
「洗濯ものやってるから、遊んでなよ」
などと声掛けをしていたら、ひとりで遊ぶようになっていきました。
しかし時間があるときは、一緒に本を読んだり、トランプをやったり、親子の時間を過ごすことも忘れないようにしています。
③ひとり時間は必要経費と考える
ママがゆっくりと過ごす時間は決して甘えではなく、子育てをする上での必要経費です。
厚生労働省の調査でも、睡眠不足や自分の時間が取れないことが、育児中の大きな負担につながっていると報告されています。
毎日の子育ての中で、少しでも下記のような一人時間を確保できるといいですね。
・カフェに1時間行く
・散歩する
・イヤホンで音楽を聴く

子どもが小さいとなかなか一人時間を確保するのが難しいよ。

頼れる身内がいない場合は、積極的に一時預かりなどを利用するのがオススメです。
私は子どもが小学校にあがってから、ジム、カフェ、美術館と、趣味を楽しみまくっています!
忙しい時は、30分だけカフェでコーヒーを飲むといった短時間でのリフレッシュもしています。
まとめ:一人っ子育児は想像以上に大変
一人っ子育児が疲れると感じる背景には、親の責任の重さや孤独感、周囲の期待など、さまざまな要因があります。
でもそれは、あなたが真剣にわが子と向き合っている証拠でもあります。
大切なのは、完璧を目指しすぎず、頼れる人や環境に少しずつ甘えること。
ママの心がふっと軽くなることで、親子の時間ももっと充実したものになりますよ。


