一人っ子=わがままではない!わがままに見える理由と3つの対応方法

性格・特徴
ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

一人っ子は本当にわがままになりやすいの?

対応の仕方や育て方のコツが知りたい!

という方のための記事です。

結論から言うと、一人っ子だからわがままになるわけではありません。

わがままに見えるのは、しっかりと自己主張ができるから。

「自己主張できる力」と「協調性」を伸ばしていけば、すくすくと成長していきます。

この記事でわかること

・一人っ子はわがままになるのか
・なんで一人っ子はわがままに見えるの?
・わがまま対策
・わがままに対応する3つのコツ

一人っ子だからわがままになりやすい?

一人っ子は本当にわがままになるのでしょうか?

統計や心理学の視点も交えながら、一人っ子の性格の特徴を解説していきます。

一人っ子のイメージと現実

一人っ子だからといって必ずわがままになるわけではありません。

家庭環境や親の接し方によって差があるのが理由です。

兄弟がいなかったとしても、「順番を守る」「相手の気持ちを伝える」といった経験すると、協調性のある子に育つことが多いです。

ねこちゃん
ねこちゃん

心理学者のセリグマンも、子どもの性格形成は環境の影響が大きいと示してるんだにゃ

統計から見た一人っ子の性格傾向

ひとりっ子だからといって極端に自己中心的になる傾向はないことが分かっています。

中国のひとりっ子政策時代の調査や、日本でも小学生を対象にした性格調査では、ひとりっ子はむしろ協調性や自立心が高いという研究結果もあります(Falbo & Polit, 1986)。

遊びの場で順番を守ったり、おもちゃを友達と譲り合ったりする場面では、兄弟がいる子と比べても大きな差はありませんでした。

筆者
筆者

研究や心理学で一人っ子=わがままなわけではないと知って、一人っ子の私も息子も少しほっとしました♪

私の周りでも、一人っ子でも相手を思いやれる子をたくさん見てきましたよ。

わがままに見える行動の正体

「とはいってもうちの子、かなりわがままに見えるんだけど…」と感じてしまうことはありますよね。

実は、一見わがままに見える行動の裏には、子どもの心理や成長のサインが隠れています。

ここではその正体を知って、わがままだと感じる一人っ子と接する方法をお伝えしていきますね!

わがまま=「甘え」と「自己主張」

わがままに見える行動は、「甘え」や「自己主張」の表れであることが多いです。

一人っ子はママやパパの愛情を独り占めできるので、「気持ちをわかってほしい!」と思ったときに、言葉より行動で表すことが多いです。

ねこちゃん
ねこちゃん

「おもちゃを貸したくない」と駄々をこねるのは、単に自分の気持ちを伝えたいだけ。

「貸したくないんだね、もっと遊びたいんだね」と、一度受け止めてることがポイント。(これが難しいのですが…)

共感したあとに説得すると子どもも納得しやすくなるので、一度試してみてくださいね。

わがままが必要なこともある

わがままと言われる行動は、協調性を育むうえで必要になってきます。

なぜなら「わがままな行動」「協調性」はどちらも子どもの成長に大切な力だからです。

見方を変えると、自己主張ができるというのは、自立心につながること。

「自己主張できる力」と「協調性」のふたつを組み合わせることで社会性が身につきます。

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

どうやって自己主張と協調性を育てればいいの?

筆者
筆者

お友だちとトラブルがあったときに、下記の順序で対処してみましょう!

①自分の意見を言う
②お友だちと相談して決める

この順番を守ることで、わがままに見える行動も自然とコントロールできるようになります。

この方法は乳幼児期はもちろん、学童期になっても使えます。

乳幼児期は必要に応じて大人がサポートしてあげましょう。

現在小3の息子も、学校や遊びで友達と意見が食い違った時に、まず「自分はこうしたい」と主張してから話し合い、解決しています。
学校でも、意見を言ってから話し合う、という方針の先生が多い印象です。
私と息子の経験上ですが、上記のような関わりができる子同士では、大きなトラブルになることが少ないです。

親の関わり方で変わる!一人っ子のわがまま対策3つ

親の関わり方や声かけの工夫ひとつで、子どもの自己主張を上手に育てて、協調性も身につけられます。

ここでは、怒らずラクにできる具体的な対応法を紹介していきます!

①わかりやすいルールを作る

しつけには、「一貫性」と「わかりやすいルール」を作ることが必要です。

子どもは混乱するとわがままになりやすいため、家庭でのルールを統一するとよいでしょう。

ねこちゃん
ねこちゃん

具体的なルールをあげるにゃ

・ゲームやスマホの利用時間を決める
・食事中は席を立たない
・寝る時間を決める
・人の話を最後まで聞く

一見当たり前のようにみえて、なかなかできていないことが多いかもしれません。

子どもだけでなく、家族みんなで守ることが大切ですよ。

わが家でも試行錯誤中ですが、工夫しながら継続することが大事だと実感しています。

②怒鳴らない

怒らずに気持ちを受け止めることで子どもも落ち着きやすくなります。

感情的に叱ると子どもは反発したくなってしまうのが理由です。

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

ついつい怒鳴っちゃうけど、やっぱりダメだよね

怒鳴ることは次のようなデメリットがあるので、避けたいところです。

・子どもに恐怖や不安を与える
・自己肯定感を下げる
・信頼感県が壊れる

筆者
筆者

怒鳴る前に一呼吸おいて、下記の対応をしてみましょう!

  • 「○○が欲しい!!」と駄々をこねる
    →「○○が欲しいんだね、でも今日は買わないって約束したね」などと説明する
  • いけないことをする(ものを投げる、言葉遣いがわるいなど)
    →「イライラしちゃったんだね。でも○○(人を傷つける、ものを大切にするべき)だからダメだよ」

一度子どもの気持ちを受け止めてから、なぜいけないのかを説明しましょう。

これがなかなかできなくて、「ダメ!」とか「だからいったでしょ!!」なんて言いがちなんですよね…。

筆者
筆者

その場で注意が基本ですが、小学校入学後などはイライラしたらタイミングをずらして話すことで、お互いにストレスが少なくなりますよ。

③積極的にコミュニケーションを取る

積極的にコミュニケーションを取ることも、一人っ子のわがまま対策に有効です。

親が決めないで選択肢を与えたり、成功体験を増やしてあげたりすることで、子どもの自分で考える力を育てられます。

  • 「今日はどの服を着たい?」と選ばせる
  • 「自分で片付けできたね!」と褒める

このような声かけでコミュニケーションを取ることで、自然と自己主張と協調性のバランスが身につきますよ。

ケース別!よくある「わがまま行動」と対応例

一人っ子のわがままに見える行動も、原因や心理を理解すれば対応しやすくなります。

ここでは、日常でよくあるシーンごとに、具体的な対応法を紹介します。

①おもちゃの取り合い

取り合いをしてしまうのは「自分のものを守りたい気持ち」があるから。

一人っ子は家では全てが自分のものなので、人との共有が苦手になりやすいんです。

もしおもちゃの取り合いになったら「3分ずつ交代しよう」と時間を区切り、交代で遊ぶこと、譲ることを提案してみてくださいね。

ねこちゃん
ねこちゃん

おもちゃの取り合いは、順番を守る練習ができる絶好の機会!

ぜひ公園などにでかけてたくさん取り合いのシーンを経験するとよいでしょう。

②ごはんやおやつのこだわり

食べ物や食べ方にこだわりがある一人っ子も多いですよね。

好き嫌いがあったり、食べるのが遅かったり、わけあいが苦手だったり。

これらは子どもの自己主張のひとつです。

食事の場で自分の意見が尊重されると、安心感と自己肯定感が育ちますよ。

  • 「今日はにんじんさん、半分だけ食べてみよう」と声掛けする
  • 苦手なものを細かくしてメニューに入れ込み、食べられたら褒める

このような工夫をすることで、こだわりが強くてもチャレンジしてくれる子は多いです。

無理強いせず、食べてくれなかったらいっか!という気持ちを持つことがポイント!

分け合いに関しては、お友だちとの交流で覚えさせていきましょう。

好き嫌いは、年齢が上がるにつれて自然となんでも食べられるようになることも多いので、そこまでの心配はいらないかもしれません。

うちの一人息子は小学校までカレーもNGでしたが、食卓に出し続けていたら徐々にカレーをはじめさまざまなものを食べるようになってきました。
根気よく声かけをしていると、ある日突然食べてくれることがあるので、ちょっと拍子抜けします笑

③友達とのトラブル

友達とのトラブルは、協調性や感情コントロールを学ぶチャンスです。

一人っ子は兄弟がいないため、意見のぶつかりあいや譲り合いの経験が少なくなってしまいがち。

「次は〇〇君に貸してあげよう」と交代のルールを教えたり、「どうしたら仲良くできるかな?」と一緒に考えることで、成長していきます。

やはり公園やお友だち、同年代のことの関りが重要です。

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

日頃、フルタイム勤務なので公園にはなかなかいけない…

筆者
筆者

大丈夫です!保育園や幼稚園で毎日お友だちと関っていますよね。

保育士さんや先生のサポートでさまざまな経験をしているはずです。

乳幼児期が終わり、小学校に上がるともっとお友だち関係が複雑になっていきます。

嫌な思いをしたり、させてしまったり、大人が介入しなくてもよいレベルのトラブルを解決していくことで、どんどん成長していきますよ。

ひとりっこのわがままのよくある質問と回答

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

Q.一人っ子は本当にわがままになりやすい?

ねこちゃん
ねこちゃん

A.そんなことないよ。育て方や親の関わり方で性格は大きく変わるにゃ。

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

Q.一人っ子の甘えはどう対応すればいい?

ねこちゃん
ねこちゃん

A.甘えたい気持ちを無理に抑えないで!「こうしてくれると助かる」と具体的に声を。

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

Q.協調性が身につきにくい気がする…。

ねこちゃん
ねこちゃん

A.外遊びやグループ活動で意見を言う、譲る経験を増やしてみて!

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

Q.わがままを言ったらすぐに怒った方がいい?

ねこちゃん
ねこちゃん

A.怒るよりも理由を聞いて!子どもの自己肯定感を傷つけないように手助けしてみてにゃ。

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

Q.自分の意見ばかり通そうとしてイライラ…。

ねこちゃん
ねこちゃん

A.意見を尊重しつつ「交代でやってみよう」や「一緒に決めよう」と提案してみよう。

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

Q.外ではおとなしいのに家ではわがままだけど大丈夫?

ねこちゃん
ねこちゃん

A.家庭は子どもにとって最も安心できる環境なので、本音を出しやすくなるのは自然なことなんだにゃ。

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

Q.わがままがなおらない場合、どうすればいい?

ねこちゃん
ねこちゃん

A.無理になおそうとしないで。ルールや習慣を積み重ねることで、少しずつ自分で考えて行動できるようになるにゃん。

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

Q.兄弟がいないことで、友達との関わりに影響はある?

ねこちゃん
ねこちゃん

A.友達との順番や譲り合いを学ぶ機会が少ないことがあるけど、遊びの中で自然に学べるから大丈夫!

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

Q.わがまま言われるたびにイライラする…!

ねこちゃん
ねこちゃん

A.まずママが落ち着くことが大切。「子どもは成長途中」であることを頭に入れて、少し距離をおいてみてにゃ。

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

Q.一人っ子が社会性を伸ばすには何が必要?

ねこちゃん
ねこちゃん

A.習い事や公園での遊び、親以外の大人との関わりを通じて多様な経験をさせてあげてにゃん。

まとめ:一人っ子のわがままは関わり次第でどうにでもなる

一人っ子だからといって必ずわがままになるわけではありません。

甘えや自己主張の裏には成長のサインがあり、親の関わり方次第で性格は柔軟に育ちます。

日常の小さなルールや具体的な声かけを意識すれば、怒らずにラクに育てながら、協調性や社会性も自然に身につけられますよ。

この記事を書いた人

ひとりっ子息子を育てる30代ママ。
自身もひとりっ子育ち。

親目線、子目線からひとりっ子ならではの育児・特徴を発信。

現在は子育て心理アドバイザー資格勉強中。

家族は夫と小学生の息子、そしてかわいい猫と暮らしています。
このブログが「一人っ子育児っていいな」「うちもそうそう!」と共感できる場所になれば嬉しいです。

詳しいプロフィールはこちら→プロフィール

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