一人っ子のマイペース!個性を尊重しつつ協調性を身につける方法4つ

性格・特徴
ひとりっ子ママ
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マイペースなのは一人っ子だから?それとも個性?

マイペースな一人っ子の育て方・接し方が知りたい!

こんなお悩みを持つあなたのために記事を書きました。

結論から言うと、一人っ子がマイペースなのは性格や環境が理由です。

悪いことではないので直す必要はありませんが…

家庭でルールを取り入れたり、他者との関わりを増やしたりすることで、協調性を身に着けられますよ。

この記事でわかること

・一人っ子がマイペースな理由
・マイペースな一人っ子の特徴
・協調性を身につけるための具体的な4つの方法

一人っ子はなぜマイペースに見えるの?

子どもがマイペースだと「一人っ子だからかな…」と思いがち。

でも、ただ単に一人っ子だからマイペースなわけではなく、個性や性格も大いに関係しているんです。

この章では、一人っ子がマイペースに見える理由と、個性・性格の背景について解説していきます!

一人っ子だからマイペースと思われがちな理由

一人っ子は競争する機会が少ないため、自分のペースで行動することが多いです。

兄弟がいる場合、どうしても遊びや生活のリズムを合わせる必要があります。

一人っ子はその必要がないため、親とのやりとりや遊びを自分のペースで楽しめるのです。

例を挙げるとこんな感じ。

・ゆっくりご飯を食べる
・自分の好きな時間に遊ぶ
・宿題や家庭学習のタイミングが自由

環境によって、自然とマイペースになってしまうことは珍しくありません。

心理学的に「マイペース」を見てみよう

マイペースは性格の傾向や気質のひとつ。

必ずしも一人っ子だけの特徴ではないんですよ。

米国心理学者トマス&チェスの「子どもの気質研究」によると、子どもは生まれつき「活動レベル」「順応性」「感情の強さ」などの気質があり、マイペースな子もいれば活動的な子もいるとわかっています。

一人っ子でも活発で社交的な子は多くいますし、兄弟がいてもマイペースな子はいます!

つまり、「一人っ子だからマイペース」と決めつけるのは短絡的かもしれませんね。

息子のお友だちでも、とってもマイペースな二人兄弟のお兄ちゃんがいます。

みんなが校庭で遊んでいても、一人で図書館にいるのが好きで、自分の時間を楽しんでいますよ。

親の勘違いなこともある

親の関わり方によって、子どもがマイペースだと決めつけられている可能性もあります。

つい「早くしなさい」と急かしたり、周囲と比べてしまったり…

こういった行動を取ると、子どものペースが気になって仕方なくなります。

ひとりっ子ママ
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そうそう!宿題や片付けのスピードが「遅いな」って思っちゃう!

子どもは自然に自分のペースでやっているだけなのに、親である私たちが「遅い」と勝手に思ってしまっているだけかも。

難しいかもしれませんが、子どもが何かに取り組んでいるときはできるだけ見守ることが大切です。

筆者も、一人息子のことが気になってしまって、ついつい注意しがちです。

「早く食べなさい」
「明日の準備終わったの?」
「体育着と白衣を早く洗面所に持って行って!」

改めて書き出してみると、めちゃくちゃうるさいお母ちゃんですね…笑

マイペースな一人っ子の4つの特徴

続いて、行動・性格・生活リズムなど、具体的にマイペースな一人っ子の特徴を分かりやすくまとめます。

読めば「なるほど、これがうちの子らしさなんだ」と納得できるはず。

①ゆっくり考えて行動する

マイペースな子は、物事をじっくり考えてから行動する傾向があります。

一人っ子は兄弟がいない分、考える時間を多くとれます。

そのため、行動に移す前に慎重に考える癖がつきやすいのです。

おもちゃの片付けや遊びの選択も、自分でじっくり考えてから行うことが多いです。

親は「まだ決められないの?」と思うこともありますが、本人にとっては自然な行動なのです。

②好奇心旺盛で興味があることに熱心になる

一人っ子のマイペースさは、深く追求する力につながります。

周りのペースに合わせる必要が少ないですし、きょうだいに邪魔されることもないため、下記のような好きなことに没頭しやすいです。

・絵を描くのに集中する
・ブロックで作品を作る
・図鑑をじっくり読む

周りの子どもよりも、こういった集中する遊び方を好むことがありますよ。

③ 協調性も発揮できる

一人っ子だからといってマイペース=自己中心的というわけではありません。

必要な場面ではしっかり協調性を発揮できることが多いです。

一人っ子はきょうだいがいないので、家庭の中では自分の意見を尊重することが多くなります。

ねこちゃん
ねこちゃん

これは悪いことじゃなくて、しっかり自己主張できることの表れにゃ。

友だちや親以外の大人との関わりで、自己主張だけでなく協調についても学ぶことができます。

友だちと意見が合わないときに譲ることもあれば、自分の考えを突き通すこともあります。

このように、状況に応じて柔軟に行動できるのが強みであるひとりっ子もたくさんいます!

④独立心が早く育つ

マイペースな一人っ子は、早めに独立心が育つことがあります。

家庭で一人で過ごす時間が多く、自分で考えて行動する機会がたくさんあるためです。

着替えや片付けを自ら行ったり、困ったことを自分なりに解決しようとしたり。

「○○くん(ちゃん)、しっかりしてるね」と言われたことのあるママさん、多いのではないでしょうか。

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

我が子のちょっとドライなところが心配なんだよね…。

筆者
筆者

ドライな性格も、ひとりっ子の強みになるんですよ。

ドライな性格が気になるという方は、下記記事も参考にしてみてくださいね。

マイペースな一人っ子が協調性を身につけるためのコツ4つ

マイペースだからといって協調性が身につかないわけではありません。

下記のような少しの工夫で、自然に周囲と関わる力を身につけられます。

①家庭でルールを取り入れる
②他者との関わりを増やす
③しっかり褒める
④マイペースな個性を尊重する

ひとつずつ見ていきましょう!

①家庭でルールを取り入れる

日常生活でルールを取り入れると、協調性の基礎が育ちます。

子どもは遊びや生活の中で次のようなルールを学ぶことで、他人と調整する力を身につけやすくなるからです。

  • 使った食器は洗って拭く(年齢によって運ぶだけなども◎)
  • 公園の遊具の順番を待つ
  • 宿題をやってからゲームや動画の時間にする

「ルールを守るとみんなが気持ちよく遊べるね」「楽しく生活できるよね」と声かけすることも大切ですよ。

ルールをうやむやにしてしまうと、大きくなったときに困ります!

お友だちの家に遊びに行った時に、勝手に冷蔵庫を開けたり靴を揃えなかったり…

ねこちゃん
ねこちゃん

意外といるんだにゃ…!!

小さなうちからルールを取り入れておくと、子どももストレスなく受け入れられますよ!

②他者との関わりを増やす

少しずつでいいので、家族以外の人との関わりを増やしてみましょう。

急に集団行動をさせるより、段階を踏んで他人との関わりを経験する方が、ストレスなく協調性を学べるからです。

・親戚の集まりに連れていく
・親のお友だちに会わせる
・地元のイベントに参加する

もちろん習い事などもオススメですが、ハードルが高いと感じる方は上記のような方法からはじめてもいいでしょう。

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

一人っ子の習い事はどんなのがオススメ?

筆者
筆者

競争よりも自主性を尊重するピアノや絵画教室などがオススメですよ。

他人との関わりを持つことで、人に合わせて活動する楽しさを経験できます。

徐々に「譲る・待つ」ことも学べるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

③しっかり褒める

協調的な行動を見つけたら、必ず言葉で褒めることが大切です。

子どもは褒められることで「お友だちと仲良くすると、楽しく過ごせる!」と理解し、協調性が育っていきます。

  • 滑り台の順番待てたんだね、すごいね!
  • お友達におもちゃを貸せたの、優しいね。

と具体的に褒めることで、協調性が自然に育ちます。

また、子どもは自分のペースを誇りに思えて、自立心や自己肯定感も高まっていきますよ。

子どもに成功体験をたくさんさせて、たくさん褒めてあげましょうね。

④マイペースな個性を尊重する

マイペースな性格を無理に直そうとせず、個性を伸ばしていくことも大切です。

マイペースは「悪いこと」ではなく、子どもの個性のひとつ。

無理に周りに合わせていくとストレスになってしまうことがあります。

例えば、他の子がすぐに片付けを終える中、ゆっくりと丁寧に片付けをする我が子。

その丁寧さや思慮深さは、将来の学習や仕事にもつながる長所といえるでしょう。

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

でも親としては、やっぱり協調性も育ててあげたい!

  

筆者
筆者

「ここだけは一緒にやるけど、他は自分のペースでOK」と線引きをすると、子ども
も安心して他人と関われますよ。

また、子どもが外で頑張っている分、家庭で下記の工夫を取り入れるのもポイント。

  • 自分の時間を持つ
  • 好きな遊びに没頭する時間を作る

マイペースなところと協調性、このふたつを伸ばしていけるのが理想ですね。

ひとりっ子はマイペースのQ&A

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

Q.一人っ子は必ずマイペースになる?

ねこちゃん
ねこちゃん

A. 必ずマイペースになるわけではないにゃ。
兄弟がいてもマイペースな子はいるし、逆に協調性が高い一人っ子もいるよ。

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

Q. マイペースな性格で将来困ることはある?

ねこちゃん
ねこちゃん

A. 工夫次第で長所にも短所にもなるよ。
自己管理力や集中力に活かせば、将来役立つ場面も多いにゃ。

ひとりっ子ママ
ひとりっ子ママ

Q. 協調性を強制するとどうなる?

ねこちゃん
ねこちゃん

A. 協調性を無理に押し付けると、子どもが自己表現を避けたり、ストレスを感じやすくなるにゃ。

ひとりっ子ママ
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Q. マイペースな子を怒ると逆効果?

ねこちゃん
ねこちゃん

A. 子どもの自信を損なうにゃ。
怒るよりも、行動の理由を理解し、どう改善すべきかを一緒に考えてみて。

ひとりっ子ママ
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Q. マイペースを伸ばすメリットは?

ねこちゃん
ねこちゃん

A. 自分のペースで物事を進められるので、集中力や創造性が高まりやすいにゃ。
また、周囲に流されず自分の考えを持つ力も育つよ。

ひとりっ子ママ
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Q. 他の子と比べてもいい?

ねこちゃん
ねこちゃん

A. 他の子と比べることは、子どもにプレッシャーを与えるだけ。
個性を認めて、できることを褒める方が成長につながるにゃ。

ひとりっ子ママ
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Q. 習い事はマイペースな子に向いている?

ねこちゃん
ねこちゃん

A. 無理に集団で競わせるよりも、個々のペースで学べる内容が向いてるにゃ。
少人数クラスや個人指導が◎。

ひとりっ子ママ
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Q. マイペースな子は友達関係で困る?

ねこちゃん
ねこちゃん

A. 急に集団行動を求められると戸惑うことがあるにゃ。
ただ、ゆっくりと深い友達関係を築けることも多いにゃ。

ひとりっ子ママ
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Q. 親としてどうサポートすればいい?

ねこちゃん
ねこちゃん

A. 子どものペースを尊重しつつ、ルールや経験の場を提供することがポイント。
過干渉にならず、安心できる環境を作るべきにゃ。

ひとりっ子ママ
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Q. マイペースは変えられる?

ねこちゃん
ねこちゃん

A. 完全に変える必要はなし。
むしろ個性として受け入れ、社会性や協調性を補う工夫をする方が、子どもも親もストレスなく成長できるにゃ!

まとめ:マイペースは一人っ子の強みになる

マイペースな一人っ子は、個性のひとつで悪いことではありません。
協調性を身につける経験を少しずつ与えつつ、子どものペースを尊重することが大切です。

無理に変えようとせず、集中力や創造性といった長所を伸ばすサポートを意識することで、子どもも親も安心して成長できますよ。

この記事を書いた人

ひとりっ子息子を育てる30代ママ。
自身もひとりっ子育ち。

親目線、子目線からひとりっ子ならではの育児・特徴を発信。

現在は子育て心理アドバイザー資格勉強中。

家族は夫と小学生の息子、そしてかわいい猫と暮らしています。
このブログが「一人っ子育児っていいな」「うちもそうそう!」と共感できる場所になれば嬉しいです。

詳しいプロフィールはこちら→プロフィール

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