
一人っ子の寝かしつけは何歳まで必要なの?
子どもがひとりで寝られる工夫が知りたい!
一人っ子の寝かしつけにお悩みのあなたに向けて書きました。
結論から言うと、一人っ子の寝かしつけの目安は4歳以降からです。
性格や環境によるので、一概には言えません。
照明や寝る前のルーティンを工夫して、無理なくひとり寝できるようになってもらいましょう。
・一人っ子の寝かしつけは何歳まで必要か
・年齢別の寝かしつけの目安とポイント
・親の負担を減らす寝かしつけの工夫
・自然に寝かしつけを減らすタイミングとコツ
一人っ子の寝かしつけは何歳まで必要?
まず、年齢ごとの寝かしつけの目安とポイントを紹介します。
「あとどのくらい寝かしつけに付き合えばいいか」がイメージできるかと思うので、ぜひチェックしてみてくださいね。
0〜1歳:抱っこやトントンが必要
0〜1歳のこの時期は、寝かしつけが必須です。
理由は、赤ちゃんは安心感がないと眠れず、生活リズムも安定しないためです。
医学的にも0〜12か月は「親のスキンシップが睡眠の質を左右する」とされています。

立ちながらゆらゆらして、ようやく寝た!と思ったらすぐに起きる繰り返しで、精神的にも肉体的にもつらい…。

抱っこやトントン、ゆらしなどの寝かしつけで、赤ちゃんは安心して眠ることができる時期です。
2〜3歳:サポートしながら自立心を育てる
少しずつ寝かしつけを減らすステップに入る時期です。
理由は、この年齢になると自分で眠れる力が徐々に育ち始めるから。
根拠として、発達心理学では2〜3歳で自己安心力が形成されるので、声かけや絵本読みなどの短時間サポートで眠れる子が段々と増えてきます。
個人差によるのでなんとも言えないですが、我が子は絵本を読んでも何しても全く寝てくれませんでした。(この頃が一番キツかった…)
友人の子は、3歳くらいで勝手に寝落ちしていたみたい!
4歳以上:ひとりで寝られる子も出てくる
4歳以上になると、ひとりで寝られる子も多くでてきます。
理由は、認知能力や安心感などが高まり、「親が少しの間そばにいなくても大丈夫!」と思えるようになってくるからです。
家庭調査や育児書では、4歳以降の一人っ子の約7割が「ひとりで就寝可能」と報告されています!
ただし、性格や生活環境による個人差も大きく、無理に寝かしつけをやめる必要はありません。
我が子を含め、私のまわりでは4歳を超えてひとりで寝られる子は少ないかなと感じます。

とくに男の子のほうがママと一緒に寝る!という子が多いかもにゃ。
参考:
「子ども・子育て支援新制度に関する調査研究」報告書 厚生労働省
「幼児期からの育ち・学びとプロセスの質に関する研究」国立教育政策研究所
一人っ子の寝かしつけあるある
続いて一人っ子ならではの寝かしつけあるあるを紹介。
「ああ、うちだけじゃないんだ」と少し安心できるはず!
①夜泣きや甘えが強烈
②寝かしつけにかかる時間がめちゃくちゃ長い
③親の自由時間が減ってストレスMAX
それぞれ詳しくみていきましょう。
①夜泣きや甘えが強烈
一人っ子は甘えや夜泣きが強く出やすいです。
理由は、兄弟がいない分、親への依存度が高いから。
安心感を得るために夜中に泣いたり甘えたりといった行動が増えがちです。

一人っ子はどうしても、小さい頃は親に依存してしまうタイプが多くなるかも。
きょうだいがいると、遊んだりケンカしたり、親に甘えるだけではない時間が生まれますもんね。
夜泣きしたり、全然寝なかったり、こんな経験をしている一人っ子ママさん、パパさんとっても多いと思います!
息子の泣き声やぐずりに嫌気がさして、こっちが泣きたいよ~!と、一緒に泣き出したこともありました…。
②寝かしつけにかかる時間がめちゃくちゃ長い
一人っ子の寝かしつけは時間がかかることが多いです。
寝る前に親に甘えたりわがままをいったり…
親に構ってほしいのか、寝るまでの時間が長くなりがち。
うちの子は昔から寝る直前で「水ちょーだい!」と催促してきたり「今日学校でさ…」と昼間は話さない学校での出来事を話しだしたりします。
(学校の話はちょっと聞きたい)
なので現在小学3年生なのに、寝るまでに1時間くらいかかることがあります…。
寝かしつけにお悩みのママは、下記ブログの記事の体験談も参考になるかと思うので、合わせてチェックしてみてください。
③親の自由時間が減ってストレスMAX
親の自由時間が制限されやすく、ストレスを感じやすいです。
寝かしつけの間は手が離せず、家事や自分の時間が持てなくなりますよね。
下記の悩みを持つ一人っ子ママは多いでしょう。

子どもが寝るまで無でいなくちゃいけないあの時間が、本当に苦痛でならない!

私はワイヤレスイヤホンを片耳だけつけて、音楽を聞きながら乗り切ったことがあります。
だけど子が大きくなってくると高確率で気づかれる。
一人っ子育児の最大のストレスってもしかしたら寝かしつけなのかも?涙
一人っ子の寝かしつけをやめる3つのタイミングとコツ
寝かしつけをやめるためのタイミングとコツは次の通り。
①自然に寝かしつけを減らしていく
②子どもが安心できる声かけやルーティンを試みる
③無理にやめなくてもOKと考える
具体的に解説していきますね。
①自然に寝かしつけを減らしていく
寝かしつけは徐々に減らすのがポイントです。
理由は、急にやめると子どもが不安になり、夜泣きやぐずりが増える可能性があるからです。
発達心理学の研究でも「徐々に親のサポートを減らしていくことで、子どもは自立して眠れる力を身につける」と報告されています。
例えば、抱っこから手を添えるだけ、声かけのみへと段階を踏んでいくといいでしょう。

小3の息子には、寝そうになっているときに「ママトイレ行ってくるね!」とベッドを出てひとりで寝る体験を増やす、ということを実践しています。
②子どもが安心できる声かけやルーティンを試みる
一人っ子がひとりで眠れるようになるために、寝る前の安心感をしっかり作ることが重要です。
理由は、安心できるルーティンがあると子どもは自分で眠る準備を整えやすくなるからです。
実践している方も多いかと思いますが、寝る前のルーティーンを改めてみていきましょう。
・寝る前に絵本を読む
・ぬいぐるみを抱かせる
・照明を暗くする
子どもが自分で眠る力をサポートするために、親が率先して寝る前の準備を整えるといいですね。
少し大きくなったお子さんには、就寝前のゲームやスマホを控える、ストレッチをするなども有効です!
③無理にやめなくてもOKと考える
寝かしつけを続けることも間違いではありません。
子どもや家庭の状況によって、親の負担が少ない方法を選ぶのが最優先だからです。
子どもの成長には「認める」「見守る」「待つ」の3つが大切だと教育専門家の小川大介さんも述べています。
無理にやめるよりも、少しずつ慣らす方が親子ともに負担が少ない場合も多いですね。
無理にやめなくてはいいとはえ、小学生ともなると眠る時間も遅くなってくるので、ますます自分の時間が持てなくてキツくなります…。
今まではなんとか21時以降は自分時間が作れていたのが、子どもが寝るのが22時を過ぎることで1時間半しか自由時間が持てなくなる日も出てきました!泣

私は早く寝かしつけをやめたい!笑
親もラクになる!ひとりで寝られる3つの工夫
「子どもが安心してひとりで寝られるようにしたい!」と思っているママに向けて、今日からできる具体的な工夫を紹介していきます。
①寝る前の環境作り
寝る環境を整えると、子どもは自分で眠りやすくなります。
環境が安定していると、子どもは安心して睡眠に入れるからです。
一定の明るさ・静かな音・安心できる寝具やおもちゃがあると寝つきがよくなります。
環境づくりの一例は下記の通り。
・照明を暗めにする
・寝具を清潔に保つ
・お気に入りの絵本やぬいぐるみを用意する
真っ暗よりも少し明かりがある方が寝られるタイプの子は、間接照明や小さなランタンを用意するのもいいですね。

寝る前の本は刺激的なものより、快眠を誘うような内容がおすすめにゃ!
年齢に合わせて選んであげてくださいね。
・『おつきさまこんばんは―くつくつあるけのほん4』 福音館 あかちゃんの絵本
・『子どもが眠るまえに読んであげたい 365のみじかいお話』 田島信元/監修 永岡書店
②寝かしつけのグッズ活用
寝かしつけグッズを使うと親の負担が減ります。
次のようなグッズが子どもの安心感を補助してくれるため、親がずっとそばにいなくても眠れるようになるでしょう。
・ホワイトノイズマシン
・ぬいぐるみ
・ホームシアター
試してみる価値は大ありかと思います!

ただ、個人的にはグッズを使う前に、やはり昼間に体を動かすことが効果的だなと感じます。
お友達と走り回ったりボール遊びをしたり、プールに行ったり…。

運動させる時間がとれないよ~

なかなか難しいですが、できそうな日だけでいいので、親子で体を思いっきり動かしてみてください。
うちの息子も思いっきり体を動かした日は私を待たずに爆睡しています。
体を動かすこととグッズを併用すれば、ひとりで寝られる日もそう遠くはないはず!
③寝る前ルーティンで安心感を与える
前述しましたが、毎晩同じルーティンを作ると、子どもは自分で寝る準備ができます。
繰り返しの行動で「そろそろ寝る時間」という合図を脳が認識するからです。
睡眠研究でも「寝る前の一定の順序(お風呂→歯磨き→絵本→消灯など)があると寝かしつけがスムーズになる」とされています。
会話も大きな声では行わず小声にしてみる、とか、ヒーリングミュージックを流す、なんてのもよいですね。
毎晩同じ流れを作り、「寝る!!」ということを認識させていきましょう。
寝かしつけのよくある質問と回答

Q.寝かしつけの時間がバラバラでも大丈夫?

A.多少の前後は問題なし。夜の睡眠時間が十分ならOKにゃ。

Q.一人っ子は夜泣きが多い?

A.親への依存度が高いことがあるから、夜中に起きることも多いよ。

Q.寝かしつけ中にスマホを使っていい?

A.短時間なら大丈夫だけど、光や通知音に注意してにゃん。

Q.寝かしつけが長引くときの気持ちの切り替えは?

A.まず深呼吸して落ち着こう。本記事で紹介したさまざまな方法を試してみてにゃ。

Q.昼寝が長いと夜寝にくくなる?

長すぎる昼寝は夜の寝つきに影響することも。
体力や年齢に合わせて昼寝時間を調整すると◎

Q.寝かしつけで依存しやすくなる?

A.年齢や成長によって、寝かしつけは安心感のために必要。依存が強い場合は、少しずつ自立を促していこうにゃ。

Q.寝かしつけ中に泣き止まないときは?

A.落ち着いて抱っこや声かけで安心さてて。何度も泣く場合は体調や環境をチェック!

Q.寝かしつけ前の食事・おやつは?

A.甘いものは控え、消化の良い軽食に。就寝までに少し時間をあけると寝つきやすいにゃ。

Q.寝かしつけ中の声かけはどのくらい?

A.安心感を与える程度でOK。
穏やかに「もう寝る時間だよ」と伝えるだけで十分にゃん。
まとめ:一人っ子の寝かしつけは年齢で変化する
一人っ子の寝かしつけは年齢に応じて変化し、0〜1歳は抱っこやトントンが中心で安心感を優先することが大切です。
2〜3歳は自立心を育てながら短時間のサポートに切り替え、子どもが自分で眠れる力を徐々に身につける時期です。
4歳以上になると多くの子どもはひとりで寝られるようになりますが、性格や環境による個人差があるため無理は禁物です。
一人っ子は甘えや夜泣きが強く出やすく、親の自由時間が減ることもあるため、環境作りや寝かしつけグッズで負担を軽減する工夫が有効です。
寝かしつけをやめるタイミングは段階的に進め、ルーティンや声かけで安心感を与えつつ、親も無理なく自分の時間を確保できる方法を優先しましょう。